ダン・カーターと『青いキウイ』の関係

現在、インスタグラムで展開中の日刊『青いキウイ』で、ちょうどダン・カーター選手とのエピソードのところを公開中なのだけれども(数日で消えます)、それに関連してぜひ書いておきたいことがあります。

『青いキウイ』は、ラグビーのオールブラックス(ニュージーランド代表)になりたいと5歳のときに言い出し、2020年、小学6年のときにニュージーランドへ単身留学を果たした永吉天馬くんという少年と家族の物語です。

天馬くんは留学先として、憧れのダン・カーター氏の出身校である、クライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクールを志望し、現在、在学中。ダン・カーター氏は元オールブラックスの世界的なレジェンドです。そして天馬くんとダン・カーター氏の間には、なにかしらの縁があるのではないか、と個人的に勝手に思っているのです。

まず『青いキウイ』の中に出てくるのですが、天馬くんは留学の直前に、当時、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(現:コベルコ神戸スティーラーズ)に在籍していたダン・カーター氏と神戸で直接会って話すという、本人にとってはとんでもない体験をするのです。なぜなら、5歳のときになりたいと思った、オールブラックスの中心メンバーだったのが、カーター氏であり、天馬くんのアイドルであったからです。

これには、お父さんの尽力、コベルコ神戸スティーラーズの関係者の方の協力などが背景にあったわけですが、天馬くんは神戸のグラウンドで、カーター氏のキックの練習に参加するなど夢のような経験をして、そのカーター氏が学んだ、クライストチャーチへ旅立ちました。

そしてもうひとつ。その後、引退したカーター氏は、「僕の大切なファンの皆さんへ」という文章をウェブで発表します。それは日本語にも訳されて公開されています。これを読んで、ぼくは少なからず興奮してしまいました。
https://www.theplayerstribune.com/jp/posts/rugby-dan-carter

このなかでカーター氏はこんなことを書いています。

「物心がついたころにはもう、僕はラグビーファンだった。
ニュージーランドがオーストラリアと第1回ワールドカップを共催した、5歳のときからだと思う。
1987年、そのころの思い出の多くはおぼろげになったが、あの大会だけはいまも鮮明に覚えている」

「いつか、僕もあんなふうになりたい。
1キャップでいいからこの国の代表として、オールブラックスの一員になりたい」

そうなんです。オールブラックスへの憧れ、オールブラックスになりたいと夢見たのが5歳のときだと。天馬くんもダン・カーター選手らオールブラックスの試合をみて、オールブラックスになりたいと言って両親を驚かせたのが、同じ5歳のときなんです。

単なる偶然かもしれません。それに、天馬くんが実際にオールブラックスに選ばれるかどうかは、まったく分かりません。かなりハードルが高いと言わざるをえません。けれども、彼らになんらかの縁を感じる、感じるんだから仕方がない、と思うわけです。

そんなふうに自分がどう思うかどうかに関係なく、2023年9月、ラグビーワールドカップがフランスで開幕します。しばらくラグビーやラグビー日本代表の露出が増えることでしょう。これを機に、もしかしたらニュージーランド代表として、ワールドカップに出場するかもしれない日本人の青年の物語が、『青いキウイ』という物語が、現在進行中であることを知っていただけるとうれしいです。

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