(with Rugbyスタッフライター 福岡 修)
小学生向けの〝ラグビー体験授業〟が盛況です。これを行っているのは秋田ノーザンブレッツ(トップイーストリーグDiv.1)。今年度は秋田県内20ヶ所以上の小学校を訪問し、延べ3000人ほどの参加が予定されています。
「プロの選手と触れ合い、迫力あるプレーの一端を目の当たりにした子どもたちは大いに驚き、そしてラグビー体験に目を輝かせ、純粋に楽しんでくれる」と、チームディレクターの花岡伸明氏(U21日本代表ヘッドコーチ、東芝府中監督、ヤマハ発動機監督などを歴任)。
「せっかくラグビーワールドカップ2019で盛り上がったラグビー熱が冷めないように、何かしなくては。そしてコロナの影響による沈滞ムードを吹き飛ばしたい、という思いで企画しました」
このイベントは地元の自治体と新聞社との共催で、さらにチームの『地域に貢献する』という理念のもと、花岡氏みずから地元企業に呼びかけ、「参加しやすいように協賛金は低めに設定し、その費用に見合った〝効果が見えるよう〟に、ステージに企業名やロゴの入ったボードを掲げ、パンフレットも準備しました」。
また「今シーズンは公式戦がないので、普段は練習や身体づくり中心の生活の選手たちのリフレッシュや、モチベーション維持にも大いに効果があった」とのこと。チームは今後も要望に応じて、同様の事業を継続していくそうです。
秋田ノーザンブレッツではほかにも、(公財)日本ラグビーフットボール協会が日常的にラグビーのできる環境を増やしていくことをめざした『放課後ラグビープロジェクト』に賛同し、小学生と中学生を対象とした「ANBジュニアラグビーアカデミー」を運営、そして7人制ラグビーの女子チーム「秋田ノーザンブレッツプレアデス」も運営し、広くラグビーの普及に努めています。
■「ラグビー体験授業」プログラム例■
(45分間の授業内で実施)
1・コーチと選手の紹介
2・ウォーミングアップ
3・選手によるデモンストレーション
(パス、ラインアウト・リフト、キックなど)
4・子どもたちによる上記の体験
5・チーム分けしてのパスリレー
6・ゲーム
(コーチと選手がディフェンスし、それを潜り抜けて走りトライする)
7・マットレスを用いたダイビング・トライの体験
8・感想とお礼~全員でのハイタッチで終了
■秋田ノーザンブレッツ
http://www.northern-bullets.com/
■JRFU放課後ラグビープロジェクト
https://www.jrfuhoukagorugbyproject.info/
■ANBジュニアラグビーアカデミー
http://www.northern-bullets.com/anb-jr